

カタカナ/確かめる
見本ありから、何も見ずに書けるまで
なぞり書きができるようになると、もう覚えたように見えます。けれど、お手本を隠したとたんに手が止まる——これは珍しいことではありません。なぞる作業と、思い出して書く作業は、使う力が別だからです。
ここでは、手がかりを少しずつ減らしていく4つのステップに分けました。見本の横に書くところから始めて、最後は何も見ずに言葉を組み立てます。できなかった字だけ前に戻れば大丈夫です。
確かめる一歩目は、いきなり何も見せずに書かせないことです。見本がすぐ横にあれば、形を写すことだけに集中できます。ここでつまずく字があるなら、それは覚えていないのではなく、まだ手が形を作れていない段階です。
つまずきやすいところ:見本があるのに形が崩れる字は、練習の量が足りていません。その字に印をつけておいて、あとで書く練習に戻します。この段階では、全部きれいでなくてかまいません。






アイウエオ表の一部を空けた形です。見本は消えますが、前後の字が残っているので「ア・イ・□・エ・オ」と順番が支えてくれます。手がかりを一気に取り上げず、一段だけ減らすのがねらいです。
つまずきやすいところ:順番は分かっているのに、つい「う」とひらがなで書いてしまう子が多いです。書く前に、表の中のカタカナを指でさしながら一度読んでもらうと、「カタカナで書く」ことに気持ちが切り替わります。




バラバラの字から言葉を作る問題です。字を読む、意味を考える、書く——この3つが同時に必要になります。ここまでできれば、カタカナは「覚えた」ではなく「使える」状態です。
つまずきやすいところ:思いつかずに固まったら、最初の1文字だけ教えてあげてください。それだけで残りが見えてくることが多いです。ヒントは答えを教えることにはなりません。




字が書けることと、言葉として使えることは別です。バナナの絵を見て「バ・ナ・ナ」と書くのは、字を思い出す作業と、ものの名前を言葉にする作業を同時にしています。カタカナで書く言葉は、外国から来た食べ物やのりものの名前に多く、身のまわりにたくさんあります。学校で使うのは、こちらの力です。
つまずきやすいところ:「ケーキ」の「ー」や「ロケット」の小さい「ッ」のように、のばす音やつまる音でよく止まります。まず声に出して、手をたたきながら音の数を数えてもらうと、どこに何を書けばいいかが見えてきます。


最後は、覚えたカタカナを言葉として使ってみます。たてとよこに3文字の言葉が交わっていて、まん中の1マスだけが空いています。「カ・□・ル」と「ピ・□・ロ」の両方に入る字は何かを考えて、そこにカタカナを書き入れます。まわりの字はうすく入っているので、なぞりながら読めば、書くことに自信がない子でも取り組めます。3文字の短い言葉だけなので、クロスワードがはじめての子にもちょうどよい大きさです。
つまずきやすいところ:まん中の字が思いつかず、止まってしまうことがあります。そのときは、空いたマスを「ん〜」とのばしながら、たてとよこの言葉を声に出して読んでみてください。「カ・ん〜・ル」「ピ・ん〜・ロ」と口に出すうちに、両方に合う音が見えてきます。

簡単に言うと再配布は×、家庭や学校などでの使用は無料・連絡なしでOKです。

先生