

思考力/つける
6ステップですすめる無料プリント
「考える力をつけたい」と思っても、考える力は、何かを教えて身につくものではありません。すぐに答えが見えない問題を前に、自分で試して、まちがえて、やり直す。その経験を重ねるうちに育っていきます。
ここでは、ルールのある迷路から、頭の中で積み木を動かす問題までを6つのステップに分けました。前半は「道すじを考える」、後半は「形を考える」プリントです。上から順に、1日1枚ずつで大丈夫です。
「あ→い→う」「1→2→3」の順番で進む迷路です。ふつうの迷路とちがい、壁ではなくルールが道を決めます。となりに同じ文字がいくつも並んでいるので、次の1文字だけでなく、その先まで見て進む道を決める必要があります。知っている順番を使って考える、最初の一歩です。
つまずきやすいところ:進める文字が2つあると、どちらへ行けばいいか迷います。「その次の文字はどっちにあるかな」と、1つ先まで見るように声をかけると、自分で道をえらべるようになります。




大きな迷路は、行き止まりがたくさんあり、目の前の分かれ道だけを見ていてもゴールにたどりつけません。ゴールから逆にたどる、遠くまで目で追ってから進むなど、自分なりの作戦が必要になります。ぜんぶとおる迷路は、すべてのマスを1回ずつ通るので、動き出す前に「どう進むか」の方針を決める力が試されます。
つまずきやすいところ:行き止まりが続くと、投げ出したくなります。「ゴールのほうから戻ってみたら?」と作戦をひとつ教えてあげると、また動き出せます。1日で終わらなくても大丈夫です。




ここからは形を考えるプリントです。おりせんで折り返したらどんな形になるか、矢印の方向にまわしたら印はどこへ動くか。実際には動いていない形を、頭の中で動かして考えます。まずは平らなマス目の形から始めて、立体を考えるための準備をします。
つまずきやすいところ:かがみの形は、左右が逆にならずにそのまま写してしまいがちです。おりせんのところで紙を折って透かしてみたり、回転の問題は紙を実際にまわしてみたりすると、動きが目で確かめられます。




紙にかかれた積み木を、立体として見る練習です。立体図形のなぞり書きで、線をなぞりながら奥行きや面の重なりをつかんでから、積み木の数を数えたり、どちらが多いか比べたりします。平らな絵の中に、たて・よこ・奥行きの3つの向きを見つける力がつきます。
つまずきやすいところ:同じ積み木を2回数えたり、数え忘れたりしがちです。数えた積み木にえんぴつで小さく印をつけながら進めると、まちがいが減ります。


上に積まれた積み木の下には、それを支える積み木があるはずです。絵にかかれていない積み木を、「ここにもあるはず」と考えに入れて数えます。まえから見た絵とうしろから見た絵を組み合わせて考える問題もあります。見えているものだけでなく、見えないものまで想像する力が育ちます。
つまずきやすいところ:見えている積み木の数だけを答えてしまうことが多いステップです。まちがえたら、本物の積み木で同じ形を作って、下から順にひとつずつはずしながら数えてみると納得できます。


積み木を真上や横から見たらどう見えるか、1つ動かしたらどんな形になるかを考えます。自分が今見ている向きとはちがう場所に立ったつもりで考えるので、ここまでのステップの中でいちばん難しい問題です。ここまでできれば、形を頭の中で自由に動かす力がしっかり育っています。
つまずきやすいところ:頭の中だけで考えるのが難しいときは、本物の積み木で形を作って、実際に上からのぞいたり、横から見たりしてみてください。何度か確かめるうちに、見なくても想像できるようになります。




簡単に言うと再配布は×、家庭や学校などでの使用は無料・連絡なしでOKです。

先生