

ひらがな/きれいに書く
飽きずに繰り返せる、なぞり書き6種類
きれいな字は、センスではなく回数で決まります。ひらがな46文字を一度ずつ書いても、形は身につきません。同じ字を何度もなぞるうちに、手が形を覚えていきます。
とはいえ、同じプリントを続けると飽きてしまいます。ここでは、やることは同じ「なぞり書き」でも、見た目と取り組み方の違う5つを用意しました。前半は字そのものを、後半は言葉の中で整えます。上から順でも、その日の気分で選んでもかまいません。
きれいな字は、手が形を覚えて初めて書けます。1ページに1文字だけなら、どこで曲がり、どこで止まるかに集中できます。いろいろな字が並ぶプリントでは、1字あたりの回数がどうしても足りません。苦手な字を1枚選んで繰り返すのが、いちばん早い直し方です。
つまずきやすいところ:「あ」「ぬ」「め」のように、くるりと回る字でつまずきます。鉛筆を持つ前に、指でお手本の上をなぞらせてください。動きが分かってから書くと、形が崩れにくくなります。




1文字ずつ練習しても、並べて書くと大きさがそろっていないことがあります。あから ん まで通してなぞると、字が大きくなりすぎる、右に傾く、といったくせが見えてきます。1字ではなく全体を見る回です。
つまずきやすいところ:46文字を一度に終わらせようとすると、後半が必ず雑になります。半分で区切って2日に分けるほうが、きれいな字のまま終われます。




繰り返しは、どうしても飽きます。この形はマス目をあいうえお順にたどりながらなぞるので、迷路を解く感覚で手が進みます。同じ練習量でも、最後まで続けられる回数が変わります。遊びに見えて、書いている字数はいちばん多いかもしれません。
つまずきやすいところ:順番が分からなくなって止まったら、あいうえお表を横に置いてください。順番を覚えることが目的ではないので、見ながらで大丈夫です。


意味のない字を並べるより、絵の名前を書くほうが手が進みます。「りんご」と書いていると分かるだけで、1画ずつの集中が続きます。字の練習でありながら、ことばの練習にもなります。
つまずきやすいところ:絵が気になって、色を塗り始めることがあります。止めなくて大丈夫です。塗ってから書くほうが、その子にとっては長く続きます。


ここまで来たら、どのジャンルをやるかはお子さんに選ばせてください。興味のある言葉が並んでいると、同じ量でも「やらされている」感じがなくなります。きれいに書く練習は続けた分だけ伸びるので、最後は続けやすさがいちばん効きます。
つまずきやすいところ:知らない言葉が混ざると、そこで手が止まります。まずは知っている言葉が多いジャンルから始めてください。読めない言葉は、先に読んであげるだけで進みます。


ひらがな表の中に、たてやよこに言葉がかくれています。見つけた言葉を、うすく入った字の上からなぞって書きます。「はち」と「はし」のように同じ字がいくつもの言葉に使われているので、さがしているうちに同じ字を何度もなぞることになります。「さがす」という目的があるので、なぞる回数がふえても練習している感じがしません。2×2マスで2文字の言葉から始めて、慣れたら3×3マスの3文字の言葉へ進めます。
つまずきやすいところ:見つけるのが楽しくなって、なぞりが急ぎ足になりがちです。「さがすのは早く、なぞるのはゆっくり」と分けて声をかけてください。見つけたら一度指でさして読んでから書くと、手が落ち着き、形もていねいになります。




簡単に言うと再配布は×、家庭や学校などでの使用は無料・連絡なしでOKです。

先生